お絵描き初心者のレイヤー知識
わたです。
こんばんは。
ツイッターで絵を描いたりしてみたい。アカウントを作った。SNSといえばアイコンが大切だよね。どうしようかなー。
フリー素材でいいのないかなー。
いや描けよ。自分で。
アイコンを自作したい。かきかき。 pic.twitter.com/PDnwLu0u2X
— わたぐもながる (@wnagaru) 2021年11月4日
ああ、いい笑顔だね。流れるように自画自賛。聞き流してね三上さん。
三上って誰です???
動画で学ぶ初心者
絵を描くのは楽しいけどわからないことだらけ。困ったときは動画を見る。
不思議な話だけどYouTubeに日本のイラストレーターさんが動画を投稿しまくっているおかげで山ほど情報が落ちている。チョベリグ道中膝栗毛。
イラストレーターさんは儲かっているのかしら。動画を投稿してくれるのは有り難いけど過労にお気をつけて。寝てない人は寝て。
さて、今回はかかげさんのYouTubeチャンネルより、グラブル塗り講座の生放送アーカイブを見てきたので、その話。
ざっくり言うと空想作品っぽいオシャレな塗り方を実演している。半永久的に生配信アーカイブを残してくれるYouTubeに感謝。もちろん配信者さんにも感謝。
結論を言うとレイヤーの理解が深まって大満足。見た甲斐があったよ。ちなみにグラブルはやったことない。
さておき。
生配信アーカイブはこちらから。
グラブル風 着色講座(グラブル塗りをやってみよう!) - YouTube
早回しで見られる9分まとめもあるよ。
初心者が教えるイラスト教室
ここからは私の学びを共有していこうと思う。キンコンカンコーン。起立ッケー、レイッ!
レイヤーってなによ
パソコンで描く絵はパーツごとに分けたりできる。レイヤーと呼ばれる無色透明な膜にパーツを描いていく。その積み重ねが1枚の絵になる。
レイヤーは目的によって使い分ける。輪郭線だけのレイヤー。色を塗るためだけのレイヤー。色に変化をつけるレイヤー。全体の明るさを整えるレイヤー。とか。
絵と人によってレイヤーの使い方は様々だろうけど、肝は目的に応じてレイヤー分けをすること。数が多いほど手間も増えるからね。
でも不思議ですわね。わたぐもといふ面妖な素人絵描きはよくわからないレイヤーをモリモリと作りやがりますわ。
原因は単純ですの。あいつは知らないのだ。目的に合ったレイヤー分けとはどういうものなのか。無知は損である。愚かな。
だけど大丈夫。アーカイブで私は学んだからね。尺は5時間程度だった。二倍速は世界を救う。ここでかかげさんの発言を思い出す。そうだ。
この講座は初心者向けではないとかそんなことを言っていた。だめじゃん。不安が広がる。それはやがて太陽を覆い、常夜の時代が訪れた。
じゃあ次いくよ次。
塗り工程のまとめ
線画とベタ塗りは事前に終わっていたので省略。
- ベタ塗りを一旦隠す
- 三段階の陰を描く
- ベタ塗りを再表示
- 明度・彩度、陰の再調整
- さらに色と細部を描き込む
- 演出的な光とハイライトを描く
- 全体を見直して最終調整
これはかかげさん流を真似したい人だけが真似してね。やり方なんて一人一人違うものだから。当たり前だけど。
とまあ、こうして全体の流れを頭に入れておくと作業がしやすいよね。べっ別にアーカイブ見るまで頭空っぽで描いていたわけじゃないんだからね!
描いている途中で形を修正したくなったときも流れを意識するといい。線画をいじったあとは工程通りに手直しをする。先を急ぐと粗に気付かず、違和感が残りやすい。
レイヤー構造のまとめ
【上層レイヤー】
- 最終調整
- ハイライト
- 演出的な光
- 陰(三段階)
→広め、狭め、濃いめ
【下層レイヤー】
- 線画
- 陰を描くときに色を隠す灰色
- 塗り(色ごとに別レイヤー)
→後で模様もここに描く
この中で上層レイヤーに関しては通常以外の合成モードが多用されていた。
合成モード?なにそれ。よく知らないから追加で勉強した。基本説明を挟みつつ合成モードの使用例を確認しよう。
レイヤーの合成モード
まず「通常」レイヤー。
- 使いどころは絵の土台になる色と線。
- ぼかし、にじみのない模様も描ける。
挙動は単純で、通常レイヤーの内容がそのまま上乗せされる。絵の具で上書きするような感覚。
大事な下地である。下地になる通常レイヤーが存在しなければ、色々困ったことになる。後で詳しく話すね。
(ただし不透明度を変えると薄めた絵の具のように透ける。この場合は単純ではなくなる。ハイライトに使えるらしいが難しそう)
「乗算」レイヤー。
- 使いどころは無彩色の陰影。
明るさを下げつつ色を掛け合わせる。絵を暗くしていくので陰の情報量を増やすのに有効。
乗算レイヤーの内容が黒に近いほど影響は強まる。真っ白に塗れば変化なしになる。
「スクリーン」レイヤー。
- 使いどころは暗がりを淡く照らすといった演出的な光。
- 最終調整で薄くかけて空気感や一体感を演出する。
明るさを上げつつ色を掛け合わせる。乗算とは逆にこちらは暗く塗るほど透けて見える。
「オーバーレイ」レイヤー。
- 使いどころは明るさが物足りない箇所。
- ハイライト。場合によっては何重にも重ねる。
- 最終調整で薄くかけて明暗を整え、彩度を上げる。
明暗を強調しつつ色を掛け合わせる。オーバーレイは下の絵の明度を読み取って挙動を変える。
明るい部分はより明るく、暗いなら暗くする。
何度も使って慣れるしかなさそうだ。
専ら明るい色を出す目的でかかげさんは使っていた。オーバーレイの重ねがけは他の方法に比べて仕上がりが良いとのこと。
「発光」レイヤー。
「加算」レイヤーもほぼ同じ。
- 使いどころはハイライトをお手軽に付けたいとき。
色と明るさを上げる。発光レイヤーが暗いほど影響は弱まり、黒だと透ける。
これと似たものに「比較(明)」レイヤーがある。両方試すとよさそう。内部処理はそれぞれ異なる。
以上。動画で話題に上った合成モードは網羅したはず。
最後にクリッピングと不透明度ってやつを説明して今日は終わり。
クリッピングの処理
クリッピングが設定されたレイヤーは、下地と同じ不透明度になる。うん、何を言っているのかわからないね。
要するにくり抜き機能なんだけど、現実のハサミでちょきちょきする感じとは全然違う。クリッピングとは下地の透け方を再現する機能であり、だんだん透けていくような箇所も真似できる。
もっと詳しく
乗算レイヤーなども下地がないと透ける。これもクリッピングと同じ理屈だね。まあ使えばわかるさ。
なんて調子に乗っていたら盛大にずっこけた。原因はレイヤーグループと併用したせいだ。私がとても困っているので整理してあげようね。
以下、「レイヤーの透け方を再現すること」を透けマネと呼ぶ。(不透明度の継承のほうがかっこいいと思う。まあ目が滑ってダメだね)
- 通常レイヤーは透けマネされる側。つまり下地。
クリッピングが無効なら透けマネはできない。 - 通常以外のレイヤーは透けマネできる。するしかない。
- 下地よりも上に位置するレイヤーが透けマネできる。
逆からはできない。 - レイヤーグループを多重に格納した中にある下地に対してでも透けマネできる。
グループ外にある下地に対しては透けマネできない。
レイヤーグループはレイヤーを束ねてたった1枚のレイヤーに見せかける機能のこと。
いやー、たくさん失敗した。
レイヤーグループの中に通常レイヤーがありません!
とかね。
レイヤーグループの使い方が間違っているね。
透明な下地が置いてあったせいで、釣られた乗算レイヤーが透明になっています!
とかね。
未使用の透明なレイヤーを放っておいてはダメだね。
あとレイヤーグループの操作に早く慣れたいな。分別できるだけかと思ったら大間違い。見え方にも関わってくるから奥が深い。
グループはクリッピングやマスク、合成モードの変更をすることで真価を発揮する。
ひとまず動画の真似でなんとかなっているけど要練習だ。
書き疲れた。そんなわけでお絵描き素人が知識を得た話でした。あ、早くアイコン仕上げないとね。
備忘録。陰が完成した場面。3:44:30
それじゃあまた。